M邸

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我が家にエアコンは
ありません

コンセントだけ付けてもらったんです。
自分たちで買いに行く予定だったんですが、結局エアコンは買わなかったんですよ。
確かに暑いといえば暑いんですけど、
「これくらいだと買うほどでもないかな」と家内と話しまして。結局買いませんでした(笑)。

ご家族構成を教えてください。

僕と家内、あと3歳の息子の3人です。

今日は特に立山連峰がきれいに見えますね。

そうなんですよ。分譲地の端っこになるので、山側は田んぼが続いてものすごく景色がいいんですよ。これ以上開発されなければいいなと思いますね。(笑)せっかくのパノラマですから。向こうの田んぼには、亀がいたり、川には鯉が登ってきたりするんですよ。息子とよく探しに行きますよ。
ただ、見晴らしが良い分、今年の台風は風がまともに当たって、ちょっと怖かったですけど。建てたばかりですし。(笑)

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おうちを建てられるまでどれくらいの期間がかかりましたか?

そうですね、土地を選んだのが去年の秋くらいで、そのあと打ち合わせを始めたのが冬でしたから、打ち合わせに7ヶ月ほど、建てたのが3ヶ月くらいですね。建てるまでが長かったですね。ナチュラル工房さんのお客さんの中でも打ち合わせ期間が一番長い方じゃないですか?
ショールームを参考にしたくて、週に一回はお邪魔していました。
実際に建てていく過程を見ながら壁の珪藻土の色はこの色、建具はこの木って感じで選んでいったり、実際に建てられたお家を拝見させていただきながら決めていったり。
おかげさまで満足出来る家になりました。

特にこだわられたところはありますか?

小さな家なので、どうやったら狭さを感じさせず、開放的な空間が出来るのかを考え、リビングの天井を通常よりも高めにし、壁も白にしました。
壁はすべて珪藻土なんですよ。壁紙を使ってないんです。
あとは床材に関してですが、例えば2階なんかだとそんなに頻繁に集うところではないのでリビングに使われているムクの床材よりも多少値段を抑えた物を使ったり、
天井なんかもリビングとたたみのフロアは仕切りがなくつながってるんですが、リビングは節目があるもの、畳の部屋は節目のないものを使い分けていますね。
おかげでコストの面でも助かりました。

あとは、コンセントの位置も普通よりも高く作ってあるんですよ。
ある程度の年齢になったとき、コンセントの高さまで屈むのって結構辛いじゃないですか?実際に使ってみて便利ですよ。
引き戸の手をかける部分も長めに取ってもらって、背の低い子供でも開け閉めがしやすくしました。

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下駄箱もぱっと見、分からないですよね。

そうなんです。玄関正面に下駄箱の引き戸があるんですけど、引き戸に珪藻土を塗ってもらって壁のようにしてあります。
皆さん気が付かないみたいですよ。下駄箱の存在。
アプローチなんかも自分で川で拾ってきた石を混ぜてもらったんですよ。
全然足りなくて結局足してもらったんですが。
毎週のように川に石を拾いに行ってましたよ。
夏だったんですごい暑くて、だから余計に愛着がありますし。

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実際にお住まいになられてこうすればよかったって言う場所はありますか?

そうですね。家自体に不満はないですけど、間取りをもう少しこうしたらよかったとかはありますね。これはしょうがないですけど(笑)
どうしても初めての家なんで、インテリアとかに目が行きがちですけど、庭とか、駐車場なんかも視野に入れて考えることって大事ですね。まぁ、ここら辺は自分たちで手を入れていく余地もありますし。
家庭菜園とか、バーベキューが出来るような場所にしたいですね。あと、僕の隠れ家ですかね(笑)

エアパス工法にされた決め手みたいなものって何でしたか?

初めてエアパス工法を知ったのは「チルチンびと」っていう家づくりの本で知りました。
自然の空調を使って自然素材に囲まれて暮らせたら素敵だなと思って。
どうしても、日本の四季の中では空調って欠かせないものだと思うんですけど、機械の力だけを頼るなのではなく、自然の力を利用して暖房 ・冷房の補助をする仕組みに魅力を感じました。

実際にエアパス工法に触れてみてどうですか?

夏場前に天井裏の換気小屋に行って換気口を開けるじゃないですか。そしたら暖かい空気が換気口から逃げていくんですよ。
「あぁ、これで家の中が涼しくなるんだ」って。
今の季節(冬)だと換気口を閉めてあるので、ダンパーから暖かい空気が外に逃げず対流するんだなと実感できます。

こうやって「家のために僕らの手で何かしよう」って行為が出来るのも家の存在を身近に感じられていいですね。
軒下の換気口なんかは結構子供が夏 ・冬をいたずらしたりして(笑)。それもかえって楽しいですけどね。
体にも財布にもやさしく、壁の中を空気が通るので家にもやさしいので、これにしてよかったと思います。
換気小屋は所長さんから風の流れを妨げない程度でしたらものを置いてもかまわないって言われましたので、物置代わりにもなってますね。
子供と登ると喜ぶんですよ。秘密基地みたいな感じで。

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結構冷える時期になってきたと思うんですが、今のところ冬の寒さはいかがですか?(当時12月初旬)

今のところは、一階に電気カーペットとオイルヒーターのみです。
もう少し寒くなってきたら、一階にはファンヒーターを置いて、二階にはオイルヒーターを置きます。

そうなんですか?うちはもうコタツとかファンヒーターとか出してますよ。
前にお住まいになられてたお宅とは全然違いますか?

もう、まったく違いますね。前はアパートだったんですけど。
窓には結露もひどく、部屋の温度差もあり、床も冷たく靴下は欠かせませんでした。
そういえば、今は結露も特に気にならず1年中裸足でいる日が多くなりました。
やはりエアパス工法が効いてるんじゃないかなぁと。

夏はどうでしたか?今年は結構暑かったと思うんですけど。

実はまだ、この家にエアコンつけてないんですよ。
リビングにエアコン用のコンセントだけはつけていただいて、自分たちで買いに行く予定だったんですが、結局エアコンは買わなかったですね。
確かに暑いといえば暑いんですけど、「これくらいだと買うほどでもないかな」と家内と話してまして。
所長さんから他のおうちでも2~3回しか使わなかったって聞いて、半信半疑だったんですが。

湿気とかどうですか?押入れとか玄関とかって結構、湿気たまりますよね?

うちは押入れらしい押入れがないんで、比較することが出来ないんですけど、玄関とかに関してはほとんど湿気は感じないですね。
珪藻土の壁も効いてるのかなとも思いますけど。
面白いのが、壁と梁の隙間が夏と冬で変わるんですよ。夏場は割と湿気を吸うのかぴったりしてるんですけど、今のこの時期はほんの少し隙間が空いてるんですね。
だから木自体が呼吸してるのがよく分かりますね。家が生きてるんだなと実感します。
木目を見てると落ち着くって言うか癒されますね

最後にエアパス工法にしてよかったですか?

よかったです。
僕ら夫婦もそうなんですが、自然を感じるのが好きな方は結構、エアパス工法はお気に入りになるんじゃないですか?
エアパス工法+自然素材の我家は最高です!!

ありがとうございました。

M邸のご紹介

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    リビング

    珪藻土の壁と日当たりのよい窓、そして高い天井がリビングに開放感を与えています。
    テレビ台の下にはビデオなどを収める空間があります。窓の高さもテレビで隠れてしまわないように計算されています。

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    和室

    和室のテーブルはナチュラル工房の手造りです。今のところオイルヒーターだけで暖が取れるのでエアパス工法の断熱 ・保温性の高さがうかがえます。

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    小窓

    息子さんが覗いている小窓はリビングの天井と寝室の間にあります。
    換気と上昇した暖気が寝室も温めてくれる機能があります。

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    子供部屋

    子供部屋は本来真ん中で仕切られていますが、今のところ息子さん一人の大きな遊び場です。将来、子供さんが増えたとき、間仕切りを設けることで二つの子供部屋が出来上がります。

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    バルコニー

    広いバルコニーは洗濯物もたくさん干すことが出来ます。

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    脱衣・洗濯室

    脱衣・洗濯室の上は湿気を逃がすために開けてあります。浴室の湿気がこもる事がないような配慮です。

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    キッチン

    キッチンは対面式で、既存のキッチン棚が丁度収まるような設計です。スライド扉が小物などを隠します。

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    玄関

    玄関先アプローチの敷石はご夫妻が川原で拾ってきた小石を混ぜ込んであります。
    見る度に真夏に汗をかきながら小石を拾ってきた思い出がよみがえるそうです。
    こうした思い出やこだわりがさりげなく演出されていて、M様ご夫妻のおうちへの愛着が感じられます。